最大荷重のときには固有振動数が3~4Hzとなり、PSB形空気ばねに近い防振性能を発揮します。
コイルスプリングにみられるようなサージング現象を絶縁でき、防音効果が得られます。
ゴム膜が比較的厚く、ゴム自体の減衰効果があります。
側壁面は金属ですので、接触事故などでの安全性が高くなっています。
製品高さは全サイズ共通で、90mmと低い設計です。このため、機器高さもあまり高くならず、異なるサイズを併用することも可能です。
本製品は空気密閉タイプで、空気封入のため、本体にはタイヤバルブ(自動車用)を取り付けています。別売のエアーチャック(空気封入具)で、簡単に空気を封入できます。
また、タイヤバルブのコアを押すことで簡単に空気を抜くこともでき、レベル調整が容易です。
内部のストッパーにより、空気が入っていない状態でも機器を支持でき、取付け、保守が容易です。
品番 | 使用荷重範囲 (N) | 寸法 (mm) | 製品重量 (kg) | ||||||||
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最小 | 最大 | A | B | C | D₀ | Di | E | F | H | ||
PSD-100 | 500 | 1000 | 125 | 100 | M10 × 深さ10 | 100 | 38 | 10 | 6 | 23 | 1.9 |
PSD-200 | 1000 | 2000 | 125 | 100 | M12 × 深さ15 | 100 | 60 | 10 | 9 | 23 | 1.8 |
PSD-400 | 2000 | 4000 | 160 | 125 | M12 × 深さ15 | 138 | 90 | 12 | 9 | 25 | 3.5 |
PSD-600 | 4000 | 6000 | 200 | 160 | M12 × 深さ15 | 164 | 110 | 12 | 9 | 25 | 5.3 |
PSD-1000 | 6000 | 10000 | 250 | 200 | M16 × 深さ15 | 212 | 150 | 14 | 9 | 26 | 7.0 |
PSD-2000 | 10000 | 20000 | 350 | 315 | M16 × 深さ15 | 314 | 240 | 14 | 9 | 26 | 15.5 |
※Fは、標準高さ時におけるストッパーまでの距離(参考値)です。
品番 | 付属品 |
---|---|
PSD-100 | 六角ボルト M10X40L、六角ナット、平ワッシャー 各1ヶ |
PSD-200 | 六角ボルト M12X50L、六角ナット、平ワッシャー 各1ヶ |
PSD-400 | 六角ボルト M12X50L 、六角ナット、平ワッシャー 各1ヶ |
PSD-600 | 六角ボルト M12X50L 、六角ナット、平ワッシャー 各1ヶ |
PSD-1000 | 六角ボルト M16X60L 、六角ナット、平ワッシャー 各1ヶ |
PSD-2000 | 六角ボルト M16X60L 、六角ナット、平ワッシャー 各1ヶ |
※アンカーボルトは付属していません。
1.空気ばねが無負荷の状態では絶対に空気を入れないでください。
2.機器から空気ばねを外したり、機器を移動する場合は必ず空気を抜いてから行ってください。
3.取り付け時・使用時に、空気ばねのダイヤフラム部に傷をつけないように注意してください。
ダイヤフラム部およびタイヤバルブに異物が接触する恐れがある場合は、保護カバーを設けてください。
4.使用する雰囲気温度は-20℃~+60℃としてください。
40℃を超える環境下では、空気ばねの寿命が短くなる可能性があります。
5.酸、アルカリ、有機溶剤、潤滑油などがダイヤフラム部に付着しないように注意してください。
万が一、付着した場合には直ちに水洗いしてください。
6.空気ばねの高さは、90±6mmの範囲内で使用してください。
7.ダイヤフラム部に補強コードまで達する傷や異常な膨れが発生した場合は直ちに交換してください。
8.空気封入作業中でも、圧力は0.5MPa以上に上げないでください。
最大荷重時、標準高さ90mmでの圧力は0.45MPaです。
9.バルブ差込口付近が茶色く変色していることがありますが、錆ではありません。
空気漏れ防止のシール材です。絶対に拭き取らないでください。正常に動作しなくなる恐れがあります。
10.防振目的で下記の条件に該当する機器には、空気ばねを使用しないでください。
①:機器の使用回転数(あるいは使用ストローク数)が、空気ばねの固有振動数3~6Hzに近い場合。
たとえば、500rpm以下のプレスがこれに該当します。
②:起動時、停止時の回転数の上昇、下降が非常にゆるやかで、共振状態が長く続く機器の場合。
③:①には該当しないが、機器の加振力が強大で、その結果、常用回転数において、空気ばねの振幅が過大となる場合。
空気圧縮機、送風機、冷凍機、発電機、印刷機、変圧器、その他の各種機器
※基本的には上記の機器類にご使用いただけますが、一部の機器および一部の使用条件ではご使用いただけない場合があります。使用上の注意をご覧ください。
また、実際の使用においては、付加質量、ダンパー、ストッパー等が必要になる場合があります。
天秤、表面粗さ計、真円度計、三次元測定器、その他の精密測定機器、試験機
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